- お勧め度: ☆☆(お魚嫌いの子に)
- 対象年齢: 10歳以上(漢字もあるので高学年かな)
- 初発表年: 2000年

あらすじ
銀行の人事部員だった赤木旬太郎は、上司に命じられて行ったリストラ執行の責任を、自分なりに取って退職、妻の父の跡を継いで築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を務めることにした。右も左も分からない築地で持ち前の明るさ、食いしん坊、好奇心で築地・魚を通じて起こる様々な問題を解決していく。
魚が苦手な子に
食育の一環として手に取った本。魚を食べるのが苦手で食べ方も下手だった長男が、それほど魚を嫌がらなくなり、魚の種類にも興味を持つようになりました。
また、小学校低学年でこの漫画に触れた次男は、魚好きになりました。小学校五年生になった今では、食べるばかりではなく、釣って捌くところまで自分でこなすようになりました。漫画の効果は絶大です。
大人もはまる
子どもよりも僕の方がはまってしまい、スーパーの魚売り場ではなく専門店で買い物をするようになりました。漫画の影響で出刃包丁を買ったり、ブリを一本買いするなんてことも。
コミックの巻末にはレシピが載っていて、そのレシピもいくつか試しました。もちろん、レシピ本も出ています。
日本の誇る魚食文化
周囲を海に囲まれた島国日本では、古くから魚が大切な栄養源のひとつでした。魚食は肉食よりも体に良いとも言われています。
魚の魅力にあふれ、魚料理を食べたくなってしまうこの漫画をきっかけに、もっと魚を食べてみませんか。
ネタにも使われています
魚を扱う話だから...というわけではないのでしょうが、築地魚河岸三代目はコラージュネタやboketeのネタになって今でも使われています。元ネタに触れたことがない方も多いと思いますが、ぜひ、元ネタに触れてほしいです。