• お勧め度: ☆☆(一度は読みたい。剣道やるなら何度でも)
  • 対象年齢: 6歳以上(剣道に取り組む全ての人へ)
  • 初発表年: 1981年
musashi

元剣道少年の愛読書

僕が子どもの頃、テレビアニメが放送していてファミコンゲームになって、剣道をかじるきっかけになったが漫画が「六三四の剣」です。

部活でも剣道を選んだ中学校時代に、古本屋でコミックを買い揃えたんじゃなかったかなぁ...。


ストーリー

剣道岩手県大会を制した夏木夫婦の元に男の子が生まれる。誕生日時が6月3日の午後4時であることから[1]、六三四と名付けられた。六三四は両親の影響から、3歳の時に剣道を始める。六三四が小学校1年生の時、父親の栄一郎は、出場した剣道大会にて優勝を手にしたものの、自身の先輩である東堂国彦との試合中に負った傷によって死亡。東堂への恨みを抱いた六三四だったが、その息子であり最大の好敵手となる東堂修羅と互いに切磋琢磨し、剣道を通して成長してゆく。

懐かしく読み返しました

長男が小学校に入った頃でしょうか、捨てられずに実家に眠っていた「六三四の剣」を持ち帰り、子どもに読ませつつ、自分でも読み返してみました。

当時は全く意識していませんでしたが、作者の村上もとかさんは、この後、「仁」などのより年齢層が上の青年漫画を描かれているんですね。

子どもの頃は少年剣士の視点だったからかライバル達との対決にばかり目が行き、修羅の親父大嫌いと毛嫌いしてました。しかし、大人になって読み返してみると、修羅の父東堂 国彦を含め、子ども達を見守る大人たちに深く感情移入してしまいました。

六三四も今は、学校の先生になって当時よりも過疎化が進んだ山村で剣道を教えているのでしょうか。


ちなみにわが子の反応は

長男、次男ともに何度か手にとって読んでくれたみたいです。長男は一度、剣道道場の見学にも連れて行きました。でも、「怖い...」とへたれ長男はしり込みしてしまい断念。

次男はとっととサッカークラブに入ってしまい...時代はサッカーですかね。キャプテン翼 がサッカーブームを引き起こし、SLAM DUNK(スラムダンク) がバスケットボールブームを引き起こしたように、剣道漫画が流行れば剣道ブームも来るのかなぁ。今回、他にも剣道漫画は探してみましたが、いまだにこの六三四の剣を超える剣道漫画はありませんでした。