• お勧め度: ☆(時間とお金に余裕があれば)
  • 対象年齢: 15歳以上(微妙に性的描写があるので中学生以上推奨)
  • 初発表年: 2000年
yoshitune

義経は実は別人だった?

実は、軽業師の子どもが義経と入れ替わっていた。という奇想天外なお話です。でも、おおよそのストーリーは史実を追いかけていくので、源平時代を身近に感じるには良いのではないかと手にとってみました。

ある意味、史実どおりといえば史実どおりにハッピーではない結末に向かって話が進んでいきます。

ちょっと長いかな...

旅芸人が義経として生きることを決意し、奥州で力を蓄えるまでが遮那王 義経 全22巻。その後、物語が盛り上がってくる源平の合戦が全29巻と、合わせると50巻を超えるかなりの大作です。

ただ、前半は5人の家来を召抱えるまでのストーリーが間延びする感じで、後半はせっかく召抱えた5人があんまり活躍する場もなく義経一人の世界(平家物語通りといえばそうなんでしょうが)。いっそもっと漫画チックに源平の合戦でも5人の家来をバリバリ活躍させたらエンターテイメントとして面白かったんでしょうか、中途半端な印象です。

武蔵坊弁慶は「忠の者」だとか、伊勢三郎能盛は「勇の者」のとか、TBSあたりがつける妙なキャッチコピーみたいなのを付けたのに、ストーリーにあまり絡んでこないのが残念でした。

子ども達の反応は

中学生の長男は最後まで読み通し、また、それなりに面白かったようですが、小五の次男にはちょっと早かったかも。

ストーリー的にも、少ないとはいえ性的描写が出てきたりもするので、小学生にはあまり向かないかもしれません。

残念ながら合いませんでした

残念ながら、我が家にはあまりあわない話でした。ネット上で評価を見ると、決して低い漫画ではないので、はまる人にははまるのだと思います。

せっかく買ったのですが、この漫画は売りさばいちゃおうかな。