- お勧め度: ☆☆☆(気に入ったレシピは何度でも)
- 対象年齢: 6歳以上(小学校低学年から作れるレシピも)
- 初発表年: 1985年

食べるのは生きる基本
生き物たるもの、食べないと生命を維持することが出来ません。ということで、食事や食べ物にかかわることは我が家では結構重要視しています。
子どもと一緒に畑を耕してみたり、釣りに行ったり、買い物に行ったり、料理をしたり。そんな風に子どもに食への興味を持ってもらうための本がクッキングパパです。
文庫版のほかにも、いくつかのレシピを抜粋した本が出ているので、まずはそちらから購入するのもお勧め。僕も最初は、「このアゴは何だ...」と絵柄だけで読まず嫌いでした。
家族構成もちょっと似ているかも
我が家も共働きで、どちらかというと妻の方が仕事の波が多く、料理はあまりで得意でありません。我が家の場合は間にもう一人いるのですが、お兄ちゃんが一番上で、少し年の離れた妹がいたり、この漫画の主人公である荒岩家には共感がもてます。
作って食べられる料理漫画
料理漫画といえば、ミスター味っ子とか美味しんぼとか、包丁人味平とか、色々あるのですが、漫画に描かれたレシピをそのまま安心して作れる漫画って、あんまり多くありません。
あんまりに奇抜なので、再現レシピがネットで話題になるような漫画だってあります。
その点、クッキングパパは比較的安心して見る事・作ることが出来ます。たまに奇抜なレシピもまぎれていたり、レシピどおりにすると結構味が濃い傾向があるので注意が必要ですが。
結構なボリュームがあります
この漫画は1985年から連載をしているということで、2016年9月現在で138巻も出ており、かなりのボリュームがあります。長い分、絵柄が徐々に変わっているのも楽しめるのですが、一気に買い揃えるのはなかなか大変です。
おすすめなのかクッキングパパ 漫画文庫 全12巻完結セットです。我が家もまずはこの文庫本から入りました。(というか、文庫本しかないです)
低学年には厳しいけど
クッキングパパはモーニングという青年誌に連載されているからか、やさしい漢字にはふり仮名がふられていません。低学年の子が読むのはちょっと厳しいようです。
それでも、我が家の小一長女はこの漫画をぱらぱらとめくっては、「今度これ作るー」と言って一緒に作ったりしています。漫画の中でも、小さい子が料理をしていますし、お子さんが料理に興味を持つにはちょうど良い漫画かもしれません。
願わくば、コミックよりも大きな版で漢字にはルビ付で、子どもでもできる料理を特集した冊子が出るといいんですけどね。