• お勧め度: ☆☆(男児には一度は読ませたい)
  • 対象年齢: 6歳以上(男児必見)
  • 初発表年: 1983年
hokuto

原典を読むべし

私と同じアラフォーの皆さんなら誰もが一度は経絡秘孔をついたことがあるはず。今も人気があり、様々な派制作品やグッズ、あげくはパチンコ台など。明らかに商品ターゲットは我々です。

そんなある日、帰宅をすると子ども達がYoutube動画を見て笑い転げていました。見ていたのは「北斗の拳 イチゴ味」。いや、まぁ、確かに面白いんだけどさ、まずは原典を見ようよ。

ストーリー

199X年。世界は核の炎に包まれた。文明社会は消え去り、世界は暴力が支配する弱肉強食の時代へと突入した。それから数年後、一子相伝の暗殺拳である北斗神拳の伝承者となったケンシロウは愛する女性ユリアと共に旅に出る。しかし、ユリアを愛する南斗孤鷲拳の使い手シンに敗北し、ケンシロウは胸に七つの傷をつけられユリアを奪われてしまう。ユリアを取り戻すため荒野をさまようケンシロウ。そこでケンシロウは言葉を失った少女リンとしたたかに生きる少年バットと運命の出会いを果たす。北斗神拳の宿命に導かれるまま乱世に覇をとなえる強敵たちと戦い、弱き者を救い続けるケンシロウ。北斗神拳と対を成す南斗の使い手との戦いや、ケンシロウを見守る兄トキとの出会い、そしてトキとケンシロウが目指した北斗の長兄であり最強の男ラオウとの戦いを通じ、ケンシロウは乱世を救う真の救世主へと成長してい

久しぶりに読み返してみました

といっても、幼少のころ、コミックは持っておらず少年JUMPの連載とテレビアニメで見ていたのみなので、コミックスとして読むのは初めてです。

「漢(おとこ。あえてこの字)共はみんな似た顔してるなー」「この破れた服はどうしているんだろう」「ハート様ってこんなだったっけ」「南斗水鳥拳が一番好きだったなぁ」「トキ...押し込めても一人も核シェルターに入れないってどんな状況だよ」「拳王様、あのころは怖かったけど、今見ると孤独な人だなぁ」「シャチの身長どうなっているんだろ」「リンが天帝って...」「修羅の国編は蛇足だな」「拳王様、誰と子ども作ったんだろう」。

少年のころの熱い気持ちを思い出しつつも、大人になってしまった自分には素直にのめりこめずに疑問に思ってしまう点もあり、なかなか面白かったです。

第一部だけでいい

何処かで読みましたが、元々は第一部だけで完結するはずが人気があったので引き伸ばしを図ったとか。

作者も訳も分からず書いていたそうですし、僕自身の記憶にもあんまり残っていませんでした。読み返しても、ラオウが倒されるところまでで良いんじゃないかと思います。人気至上主義の弊害でしょうか。

我が家の子ども達の反応は

男子二人はそこそこ面白く読んでいた模様。一方、女子は絵が怖いと敬遠していました。劇画調はだめですかね。それでも、イチゴ味の動画は一緒に見て笑っていたんですが。

いずれにせよ、古典として一度は読んでおくべき本だと思います。自分の中の北斗熱も日がつきつつあるので、今度、カラオケに行ったら「愛を取り戻せ」でシャウトしよう。