- お勧め度: ☆☆(ものづくりの楽しさが)
- 対象年齢: 10歳以上(もうちょっと下でもOK)
- 初発表年: 2005年

東京トイボックスの作品紹介
東京・秋葉原の弱小ゲーム制作会社、スタジオG3。
社長は「面白いゲーム」を作ることに全てを掛ける男・天川太陽。
東京・大手町の大企業のキャリアOL、月山星乃。その仕事ぶりは誰もが認めるやり手。
そんな二人がある日最悪な出会いを果たし、そのうえ月山がG3を立て直すべく出向させられることに!!
「売れるゲーム」を求める月山と理想を追求する太陽、そして大手ゲーム会社による画策…。
働くオトナたちの青春を描く熱血ゲーム業界物語。
ゲームやITのモノづくりの裏側
大東京トイボックスが2012年マンガ大賞で2位に入ったのをきっかけに購入。ゲーム業界ではないものの、ITの世界に身を置く者としては納得するところもあり、昔は自分もこんな熱さを持っていたのにと反省するところもあり。
一昔前は、こんな感じの野性味あるワンマン社長も多かったんですよね。今は業界が落ち着いてきてしまって、ここまでワンマンに進めようとしたら会社として成り立たなくなるでしょうが、黎明期の暑さでしょうか。
こんな会社が外注先だったり取引先だったりしたら、スケジュールや品質の管理が大変そうだと考えてしまうのは、僕が大人になってしまったからなんでしょう。
子どもには「よいものを作るために極限までがんばる」ということを、まずは学んでほしいです。
使うよりも作る
マンガ同様にゲームも好きな我が家の子ども達。どうせゲームにかかわるなら作る側になったほうが面白いぞ、とこのマンガを読ませてみました。
ついでにスクラッチもちょっと教えて一緒に作ってみましたが...一人でもやってくれるかな。
そういえば、小学校でプログラミングを必修化するらしいけど、いったい誰がどうやって教えるんだろう。スクラッチを自分のこと一緒にいじるのさえ、マンツーマンじゃないと厳しいと思ったのに。