- お勧め度: ☆☆(自然科学の雑学が楽しい)
- 対象年齢: 6歳以上(いろんな知識を吸収させたい)
- 初発表年: 2005年

概要
『月刊少年マガジン』2005年10月号より連載開始。『Q.E.D. 証明終了』の姉妹作品として、同一世界で展開されるミステリー漫画。人体発火や幽霊騒動などの怪奇現象や伝説などから起きる事件を、あらゆる研究や学術調査に関わる権限を強制できる「C.M.B.」の文字が記された3つの指輪を持つ博物館館長である主人公・榊森羅と、体力と正義感が強いのが特徴の女子高生・七瀬立樹が幾多の謎を解決していく作品。
荒唐無稽な話も多いですが
大英博物館から無尽蔵な研究資金を受けている主人公とか、木登りしなければ入れない博物館とか、世界的な著名人とやたらと知り合いだとか、マンガならではのぶっ飛んだ設定もありますが、絵柄のせいか、あまりぶっ飛んだ感じがありません。
ちりばめられた雑学
博物館をコンセプトとした推理マンガということもあり日本だけにとどまらず、世界各地に出かけます。そして、その時々のなぞによって、考古学や地理、歴史などの社会科学や動物学や植物などの自然科学の雑学がちりばめられています。
雑学をなぞの絡めて興味を持ちやすいように書かれているので子どもにもお勧めです。
コナンに似てるかも
推理マンガで、頭脳優秀な主人公に格闘技の強い女性というコンビはもっと売れているであろう、名探偵コナンに近いかもしれません。
大きな違いは、毎回、殺人事件だけでなくって、都市伝説とかのお悩み解決もネタになっている点でしょうか。
ただ、コナンのほうが売れているのは、「C.M.B.森羅博物館の事件目録」だと雑学的な知識が面白くはあるのですが、人間心理や人間ドラマが薄くて、淡々とした話。
個人的には、コナンよりも「C.M.B.森羅博物館の事件目録」の方が読みやすくて好きですが。