• お勧め度: ☆☆(良くも悪くも安定してます)
  • 対象年齢: 6歳以上(一緒に成長できるとよいかも)
  • 初発表年: 2004年
絶対可憐チルドレン

あらすじ

21世紀、超能力者(エスパー)は増え続けていた。彼らは軍事、外交、経済等あらゆる分野で活躍し、国際競争の鍵を握っていた。しかし、最高ランクである超度7のエスパーは日本国内に三人しか確認されていなかった。その三人とは明石薫、野上葵、三宮紫穂で、いずれも10歳(物語開始時点)の少女であり、内務省特務機関超能力支援研究局・通称:B.A.B.E.L.(バベル)においてチーム「ザ・チルドレン」として働いていた。
優秀な超能力研究者である皆本光一は、能力を見こまれてザ・チルドレンの現場運用主任となり、指揮官として数々のミッションを共に解決していく中で、チルドレンの信頼を得る。彼らに見守られながらチルドレンたちは成長していく。

安心して読めます

ベタなストーリーにどつき漫才、たまにシリアスという感じですが、作者がベテランさんだからなのか、絵柄やストーリーなど安心して読むことができます。

物語の大きな流れが中々進まない気もするのですが、一個一個の話はテンポもよくとても読みやすいです。

実は結構暗い話

あまりにも強すぎる超能力を持って生まれたために、周囲から隔離されて育ったチルドレンたち。そのほかにも、超能力者だからと迫害されたり冷遇されてきたキャラクターが敵組織にいます。

チルドレンたちは皆本という指導者の下、精神的にも落ち着いて成長していきますが、その皆本と対立し、殺されるという未来が予知されています。暗い過去の上に暗い未来...実は結構、暗い話なんです。

でもコメディタッチのマンガと、明るいキャラクターのせいであまり暗いイメージは無く、軽い雰囲気なのですが。

絶対可憐チルドレン1

チルドレンたちが成長していくのがいい

最初、チルドレンたちは見も心も子どもで、正直、くそガキでどうしたものかと思っていたのですが、皆本や他の大人たちにも支えられ成長していきます。

絶対的な力を持ちつつも、中身は普通の子どもだというのがわかって、そして、普通の子どもとして受け入れることで居場所ができていく。居場所を見つけたチルドレンたちは精神的にも成長していく…親の立場として、子どもの成長を見るようで楽しいです。

うちの子の感想は

小一の娘にはまだ早いのかも。ストーリーものが苦手で、アニメも見ていなかったのであまり興味を惹かれない様子。

小五次男と、中三長男は何度か(少なくとも新刊が出る度に)読んでいます。でも、友達に押し付けるように貸し出すまでは行っていないようです。