• お勧め度: ☆☆☆(売れているだけはあります)
  • 対象年齢: 6歳以上(うちの子も自転車の道へ)
  • 初発表年: 2008年
弱虫ペダル

ストーリー

千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲームや秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は高校でアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つ。しかし簡単には部員は集まらなかった。
そんなとき坂道は、同級生の今泉俊輔から自転車レースを挑まれる。中学時代に自転車競技で活躍していた今泉にとって、学校裏の斜度20パーセントを超える激坂をママチャリで、しかも歌いながら登坂する坂道は“信じがたい光景”であった。「坂道が勝てばアニ研部に入っても良い」と今泉に言われ、勝負を受けた坂道だが、あと一歩のところで惜敗する。それから数日後、坂道は関西から引っ越してきたばかりの少年・鳴子章吉と友人になる。鳴子は中学時代に自転車競技で活躍しており、ひょんなことから坂道はその実力を知ることになる。
2人との出会いで今までに経験したことのなかった“自転車で速く走る楽しみ”を見出した坂道は、アニ研部の部員集めを諦め、自転車競技部に入部。小学生のときから自転車で秋葉原に通い続けていた坂道は、知らず知らずのうちに上り坂に強いクライマーとしての基礎能力が鍛えられており、その資質を見出されたことから、先輩部員でクライマーの巻島裕介の指導を受けることになり、才能を開花させていく。

ロードバイクに乗りたくなる漫画

自転車乗りの端くれとして、話題の自転車漫画は買わなきゃいけないと手に入れました。主人公の坂道君が自転車競技を知らない人だったので、自転車競技を知らない人でも、楽しめると思います。

自転車のりの端くれとしても、この漫画を読むと、「とりあえずローラーまわそうか」「ちょっと外を漕いでこようか」という気分になる魅力ある漫画です。

気になる点もちらほら

ただ、自転車をちょっとでも知っているものとしては...せっかく出てきた外国人監督の設定はどこにいっちゃったんだろうかなというのが気になったり。(日本は自転車レースの後進国なので、外国の視点が入るのかと楽しみにしてました)

高校生の自転車レースってトラックレースが中心の上に、ロードレースだってワンデイレース(一日だけで勝負がつく)だし、高校生以外のステージレースだとしたって着順スタートってなんだ?とか、ちょっとなぁ...。

チームメンバーを見捨てる見捨てないって、御堂筋君が悪者のように言われているけど、チームレースではエースを勝たせるものだからそんなの当たり前だし、集団から外れたメンバーだって見捨てられたなんて思うものじゃないし。

主人公が天才すぎて、今までまじめにやってきた人たちがかわいそうになるし(ネット上では「妖怪ペダル回し」と揶揄されています)

レースのゴール前が毎々毎回、あんなに接戦になるわけないし...と、気になる点もちらほら。

自転車を使ったバトル漫画

インターネットの海を泳いでいると、同じような疑問を持つ人は沢山いる模様です。まじめに自転車に取り組んでいる人ほど、違和感を感じてしまうのでしょう。

ただ、この漫画、実は自転車漫画じゃないのです。自転車を素材に使ってはいますが、中身は少年漫画によくあるバトル漫画です。友達を見つけ、友達と力を合わせて、強大な敵を倒す。うん、まぁ、そう思えばスッキリです。

バトル漫画だからこそ、うちの子もすっと入り込むことができて、楽しんで読んでいるのでしょう。


そんなこんなで、特に自転車レースを見経験の人にお勧めの本です。うちの子もはまっていて、高校に合格したらロードバイクを買う約束してしまいました。

日本のロード乗り人口が増えればいいなぁ。