• お勧め度: ☆☆(楽しいレシピ漫画)
  • 対象年齢: 10歳以上(料理を身近に)
  • 初発表年: 1985年
セイシュンの食卓

概要

あり合わせの材料で簡単で、安く、美味しく作れるアイデア料理のレシピを紹介したもので、冷凍食品やレトルト食品、缶詰などコンビニで手に入る既成品をベースとしたのが最大の特徴であり、当時としては非常に画期的なレシピ集であった。また後述するとおりテレビアニメやバラエティ番組の放送、丸美屋食品工業からこの漫画とのタイアップ商品のふりかけが発売、更に松下電器(現・パナソニック)による電子レンジメニューでの展開と、各種メディアミックスも行われた。その中のメニューである「ゴハンバーグ」がクイズダービーの問題で使用された(第627回、1988年2月13日放送分の7問目にて)。

これで料理覚えました

19歳で上京し、若くて貧乏な時代。そんな僕の部屋にあった唯一の料理レシピ本が「セイシュンの食卓」でした。

肩を張らない楽しい漫画とお手軽なレシピが載っていて、この本にどれだけ助けられたことでしょう。今も料理が苦にならないのはこの本と世界の料理ショーのグラハム・カーのおかげだと思います。

我が家の子どもたちが料理への抵抗感が無いのも、この本のおかげかもしれません。

料理は難しくない

「セイシュンの食卓」が教えてくれるメッセージは料理は決して難しいものではないこと。そして、ほんのひと手間かけるだけで、料理はおいしく変身することです。

コンビニのおでんにゆでうどんを突っ込んでレンジであっためてもらう「おどん」なんてものもあって、料理をこれから始める若者にとって、こんなに敷居の低いレシピ本は無いでしょう。

若者に!

レシピ本ではありますが、セイシュン食卓には高価な食材や見慣れない食材は出てきません。レトルト食品や缶詰、納豆といったB級食材をつかって料理していきます。

お金が無い若者でもできる料理ばかりなので、一人暮らしをはじめる若者にこそ読んでほしい本です。

今ならWebで

「セイシュンの食卓」は、今ならオンラインで読むこともできます。セイシュンの食卓 公式サイトなら会員登録をすれば、すべての漫画コンテンツが無料!未読の方、まずは、オンラインで読んでみてはいかがでしょうか?


オトナになったセイシュンの食卓
たけだみりこ
永岡書店
2016-09-15